お悩みポイント
グリセリンは、保湿成分として化粧品や日用品に広く使われている成分です。
グリセリンのデメリットとして、肌に刺激を感じることがある、過剰な使用で乾燥を招くことなどが挙げられます。
そのため、敏感肌で成分にこだわる人や乾燥肌で悩んでいる人には、グリセリンはおすすめできません。
一方で、グリセリンのメリットとして、高い保湿力や肌にやさしい性質が知られています。
今回は、グリセリンのデメリットを中心にメリットも調査。
おすすめする人・しない人、注意点など、安心して次の行動に移るためのさまざまな情報をお伝えしていきます。
- グリセリンのデメリットとその対処法
- グリセリンをおすすめしない人の特徴
- グリセリンのメリットや安全性
- グリセリン配合商品を選ぶ際の注意点
- グリセリンが自分に合っているか
グリセリン|7つのデメリットと解決策!

早速、グリセリンについて、デメリットと解決策を紹介します。
- 保湿力が高すぎてべたつくことがある
- 肌質によっては刺激を感じることがある
- 空気中の水分が少ないと逆に乾燥する
- 成分の由来が気になる人には不安材料
- 品質によっては不純物を含むことがある
- 化粧品の使用感を変えてしまうことがある
- 天然由来といってもアレルギーの可能性あり
保湿力が高すぎてべたつくことがある
グリセリンは非常に優れた保湿成分として知られていますが、その保湿力の高さゆえに「肌がべたつく」と感じる人もいます。
特に、皮脂が多い肌質の人や、夏場など湿度が高い環境では、グリセリンが肌に密着しすぎて、重たい質感になることがあります。
また、重ね塗りや配合量が多い製品を使用した場合も、べたつきが強く感じられる傾向があります。
肌に残る感触が気になると不快に感じることもあるため、使用するタイミングや分量には注意が必要かもしれません。
解決策はある?
グリセリンのべたつきを抑えるためには、使用量を調整することが有効です。
- 化粧水やクリームを適量にとどめる
- 湿度が高い季節には使用量を控える
- 乾燥が気になる季節に重点的に使う
グリセリン配合の化粧品の中でも「さらっとした使用感」を重視した製品を選ぶと、不快感が軽減されます。
少しの工夫で快適に使える成分でもあるため、自分に合った使い方を見つけることが大切です。
以上からグリセリンは、
- 保湿力が高くべたつくことがある
- 使用量調整でべたつきは軽減できる
ということを覚えておきましょう。

夏場にグリセリン入りの化粧水を使ったら、なんだか肌がぬるぬるして不快だった…。
どうすればいいの?

夏場は使用量を減らすか、使用を夜だけにするなどの工夫で快適に使えますよ。
さらっとしたタイプを選ぶのもおすすめです。
肌質によっては刺激を感じることがある
グリセリンは一般的に安全性の高い成分とされていますが、人によっては肌に合わない場合もあります。
特に、敏感肌やバリア機能が低下している状態の肌では、わずかな刺激にも反応しやすく、かゆみや赤みを引き起こすことがあります。
配合濃度が高すぎる製品や、他の刺激成分と一緒に使った場合に、刺激が強く感じられることもあるため注意が必要です。
肌に違和感を感じた場合はすぐに使用を中止し、必要に応じて医療機関の受診を検討すると安心です。
解決策はある?
グリセリンによる刺激を避けたい場合は、まず配合濃度が低めの製品を選ぶのが基本です。
たとえば「低刺激処方」や「敏感肌用」と表示されている製品は、グリセリン濃度が調整されていることが多く、肌の負担を軽減できます。
赤ちゃんの肌にも使える

また、パッチテストを行ってから使用することで、肌に合うかを事前に確認できます。
パッチテスト方法
腕の内側や耳の後ろなど、皮膚が柔らかい部分を選びます。
グリセリンを綿棒などで10円玉くらいの広さに薄く塗ります。
そのまま洗い流さずに放置し、赤み・かゆみ・腫れが出ないかを確認します。
肌の状態や体調に合わせて選ぶことが、肌トラブルの予防につながります。
以上からグリセリンは、
- 敏感肌には刺激になることがある
- 低濃度製品なら刺激を感じにくい
ということを覚えておきましょう。

乾燥が気になってグリセリン入りのクリームを使ったけど、肌がピリピリしてしまって…。
私には合わないの?

その可能性はあります。
まずは低濃度の製品に切り替えたり、パッチテストで様子を見るのがおすすめです。
空気中の水分が少ないと逆に乾燥する
グリセリンは空気中の水分を取り込んで肌に保湿する性質がありますが、湿度が低い環境では逆効果になることがあります。
冬場や空調の効いた室内は乾燥しており、グリセリンが肌の内部の水分を引き出してしまい、かえって乾燥を感じやすくなることがあるのです。
これにより、かさつきやつっぱりを訴えるケースもあり、使用する季節や環境によって工夫が必要になります。
季節ごとの最適な使い方
季節 | 特徴 | 使い方のポイント |
---|---|---|
春 | 適度な湿度 | 通常通りの量でOK。 化粧水のあとに使うと効果的。 |
夏 | 高温多湿・ベタつきやすい | 少量を薄くのばす。 朝の使用は控えめにすると◎。 |
秋 | 肌が乾き始める | 春と同様の使い方でOK。 乾燥が気になる部分に重点使用。 |
冬 | 空気が乾燥 | 化粧水の後に使う。 水分と一緒に使うと保湿力がアップ。 |
解決策はある?
グリセリンのあとに油分のあるクリームや乳液でフタをすることで、水分の蒸発を防ぐことができます。
この「フタをする」ステップを加えることで、グリセリンの水分保持力をより効果的に引き出せます。
保湿力が高い乳液

また、湿度の低い場所では加湿器を使う、空調の風を直接受けないようにするなど、周囲の環境への配慮も乾燥防止には有効です。
以上からグリセリンは、
- 乾燥時は逆効果になることも
- 保湿でフタをすれば乾燥を防げる
ということを覚えておきましょう。

グリセリン使ってるのに、なんだか肌が余計に乾燥する気がするのはなんで?

空気が乾燥していると逆に水分を逃がすことがあります。
仕上げにクリームでフタをすると効果的です。
ニキビや毛穴詰まりの原因になることがある
グリセリンは基本的にノンコメドジェニックとされていますが、脂性肌や混合肌では毛穴詰まりの原因になることがあります。
特に、他の油分成分と併用、洗顔不足、寝具の汚れなどが重なると、毛穴の中で皮脂や汚れと混ざり、ニキビ菌が繁殖しやすくなります。
グリセリンそのものというより、使い方や組み合わせに注意が必要です。
解決策はある?
毛穴詰まりを防ぐためには、まず毎日の洗顔を適切に行い、清潔な状態を保つことが大切です。
そのうえで、油分の少ない軽めの保湿剤を選ぶとよいでしょう。
脂性肌の人は「オイルフリー」「ノンコメドジェニック」と書かれた製品を選ぶのがおすすめです。
また、寝具やタオルの清潔も見落とせないポイントです。
以上からグリセリンは、
- 脂性肌では毛穴が詰まりやすい
- 洗顔と保湿の見直しが効果的
ということを覚えておきましょう。

グリセリンの化粧水にしてから、ニキビが増えたような気がして心配…。

皮脂や汚れが残った状態で使うと毛穴が詰まりやすくなります。
洗顔と保湿バランスを見直しましょう。
高濃度使用で皮膚バリアに負担がかかる
グリセリンは優れた保湿効果を発揮しますが、濃度が高すぎると皮膚のバリア機能を弱めてしまう可能性があります。
具体的には、水分を吸い上げる力が強すぎることで、肌の角質層から水分を奪ってしまい、乾燥やつっぱり、炎症のリスクが高まります。
解決策はある?
グリセリンの安全な濃度は2〜10%程度が一般的とされています。
市販のスキンケア製品はこの範囲内に調整されているため、基本的に安心して使えます。
高濃度の原液やDIYコスメを使う場合には、必ず濃度を薄めるなどの工夫をしましょう。
また、肌トラブルがあるときは、一時的に使用を控えることも選択肢の一つです。
以上からグリセリンは、
- 高濃度は肌バリアに負担をかける
- 市販の適正濃度を守れば安心
ということを覚えておきましょう。

グリセリン原液をそのまま塗ってたけど、最近肌がつっぱる気がするのよね…。

原液は濃度が高すぎる可能性があります。
市販のバランス良い製品に変えてみてくださいね。
他の成分との相性によって効果が変わる
グリセリンは保湿に優れていますが、併用する成分との相性により、効果が高まる場合もあれば下がる場合もあります。
たとえば、アルコールを多く含む製品と一緒に使うと、グリセリンの保湿力が打ち消されてしまうこともあります。
また、油分を含むアイテムと組み合わせないと水分が逃げやすくなるなど、全体のバランスが重要です。
解決策はある?
単体のグリセリンではなく、セラミドやヒアルロン酸などと組み合わせた処方の製品を使うと、より効果的に保湿できます。
最近は「多重保湿処方」といった形で、水分・油分・保湿成分がバランス良く配合されたスキンケア製品が主流です。
何を組み合わせるかで効果が大きく変わるため、成分表や商品説明をよく確認して選びましょう。
グリセリンとの相性一覧表
種類 | 成分名例 | 相性 | ポイント |
---|---|---|---|
保湿成分 | ヒアルロン酸 セラミド | ◎ 良い | ともに保湿力が高く、肌のうるおいを保ちやすい |
油分系成分 | ホホバオイル スクワラン | ◎ 良い | グリセリンの水分を油分がフタして蒸発を防ぐ |
ビタミンC誘導体 | アスコルビルグルコシド | △ やや注意 | 肌質によっては乾燥しやすく、刺激を感じる場合あり |
アルコール類 | エタノールなど | × 悪い | 保湿どころか水分を奪いやすく、乾燥や刺激の原因に |
強いピーリング成分 | AHA・BHA | × 悪い | 一緒に使うと肌が敏感になりやすく、乾燥やヒリつきの可能性あり |
以上からグリセリンは、
- 成分の相性で効果が変わる
- バランス処方の製品がおすすめ
ということを覚えておきましょう。

グリセリン入りの化粧水使ってるけど、あまり潤ってる感じがしないのよね…。

保湿成分の組み合わせがポイントかもしれません。
セラミドやヒアルロン酸配合の製品がおすすめですよ。
長期使用で効果を感じにくくなることがある
毎日使い続けることで肌が慣れてしまい、「以前ほど潤いを感じない」と感じる人もいます。
これは、グリセリン自体の作用が弱まったわけではなく、肌の状態や環境の変化により保湿の感じ方が変わるためと考えられています。
また、季節の変化や年齢による皮脂分泌の変化も関係している可能性があります。
解決策はある?
肌は日々変化するため、同じ製品をずっと使うのではなく、季節や年齢、肌状態に合わせて見直すことが重要です。
保湿力が物足りなく感じたら、他の保湿成分を追加した製品に切り替えたり、導入液や美容液をプラスするのも効果的。
定期的な見直しが、肌の調子を整えるカギとなります。
以上からグリセリンは、
- 長期使用で慣れてしまうことがある
- スキンケアを定期的に見直すと◎
ということを覚えておきましょう。

グリセリンって最初は良かったけど、最近なんだか効果が薄れてきた気がする…?

肌が慣れてきたのかもしれません。
季節や年齢に合わせて、スキンケアの見直しをおすすめします。
グリセリン|7つのメリット!

グリセリンのメリットも紹介していきます。
- 保湿力が高く乾燥を防げる
- 肌にやさしい成分で敏感肌にも対応
- 水分を保持しやすく潤いが長続き
- 植物由来のものが多く安心感がある
- 化粧品やスキンケアに幅広く活用できる
- ベタつきにくく使い心地がよい
- 食品添加物としても利用される安全性

デメリットを踏まえたうえでメリットも理解しておくと、冷静に行動できて失敗を減らすことができるわ。
保湿力が高く乾燥を防げる
グリセリンは水分を空気中から引き寄せて皮膚に保持する性質があります。
この働きにより、肌表面をしっとりとした状態に保ち、乾燥による肌荒れを予防しやすくなります。
特に冬場など乾燥が気になる季節には、保湿成分として大きな効果を発揮してくれます。

乾燥肌の私は、グリセリンの保湿力を手放せないわ!
肌にやさしい成分で敏感肌にも対応
グリセリンはもともと皮膚にも存在する成分に近く、刺激が少ないとされているため、敏感肌の方でも比較的安心して使用できます。
- 人の皮膚に存在する成分に近い
→肌になじみやすく、違和感が少ない。 - 高い保湿力でバリア機能を助ける
→肌の乾燥を防ぎ、外部刺激から守る。 - アルコールや香料のような刺激物を含まない
→低刺激で、敏感肌にも配慮されやすい。 - 皮膚科学的に安全性が高く評価されている
→多くのスキンケア製品で使用実績がある。
低刺激の保湿成分を探している方にとって、非常に使い勝手の良い素材といえるでしょう。

肌荒れしやすい私でも、安心して使えたのが嬉しい!
水分を保持しやすく潤いが長続き
グリセリンは単に水分を補給するだけでなく、皮膚の水分が蒸発するのを防ぐバリアのような働きをしてくれます。
このため、うるおいが肌に長くとどまり、しっとり感が続くという特徴があります。
朝に塗っても夕方まで肌の乾燥を感じにくいという点で、日中忙しい人にも適しています。
肌の保水力を高めたいと考えている方にとって、心強い味方になる成分です。

一日中うるおいが続く感じで、本当に助かるわ!
植物由来のものが多く安心感がある
グリセリンはヤシ油やパーム油など、植物から抽出されるタイプも多く、自然派志向の方からも支持を集めています。
合成成分が気になる方でも、植物性グリセリンを選ぶことで安心してスキンケアを楽しむことができます。
また、動物由来を避けたいと考えている人にも適しており、エシカルな視点からも選ばれる要素となっています。

植物性のグリセリンなら、成分を気にする私でも安心♪
化粧品やスキンケアに幅広く活用できる
グリセリンは、化粧水、乳液、クリーム、クレンジングなど、さまざまな製品に使われています。
そのため、肌の状態や季節に応じて適切な製品を選ぶことで、無理なくスキンケアに取り入れることが可能です。
また、DIYで手作り化粧品を作る際にも使用できるため、美容にこだわる方の強い味方となります。

どんなアイテムにも入っていて、選びやすいのがいいね♪
ベタつきにくく使い心地がよい
グリセリンは、オイル系の成分と違い、適度なしっとり感がありながらベタつきにくいのが特長です。
そのため、夏場でも気にならずに使えることが多く、日中の使用にも向いています。
肌にすっとなじむ感触が好評で、使いやすさも人気の理由となっています。
軽めの保湿を求めている方には、特におすすめです。

ベタベタしないから、朝のメイク前にも使いやすい!
食品添加物としても利用される安全性
グリセリンは、食品添加物としても利用されており、甘味料や保湿剤として加工食品やお菓子に含まれていることがあります。
口に入れても問題がないとされるレベルの安全性が確認されているため、スキンケアにおいても安心して使える要素のひとつです。
安全性を重視する方には心強い情報といえるでしょう。
グリセリン入り加工食品・お菓子5選
- グミやゼリー菓子
グリセリンはグミやゼリーの保湿剤としてよく使われます。
お菓子がしっとり柔らかく、長持ちします。 - チョコレート製品
チョコのなめらかな食感やツヤを出すために、グリセリンが加えられることがあります。
口どけを良くしてくれる役割です。 - アイシングクッキーやケーキのトッピング
アイシングの乾燥を防ぎ、割れにくくするためにグリセリンが使われています。
見た目の美しさを保つ助けにもなります。 - 低糖質・ダイエット食品
糖分を抑えた商品に甘味を補うため、グリセリンが甘味料として利用されることがあります。
血糖値を急激に上げにくい点も注目です。 - ビタミンや栄養補助食品のゼリータイプ
飲みやすくしっとりした食感を実現するために、グリセリンが保湿剤として使われています。
栄養素を美味しく摂る工夫の一つです。

食べ物にも使われているなんて、すごく安心感があるね♪
ここまで、デメリットとメリットの紹介をしてきました。

人によってはデメリットをメリットだと思う方もおられると思います。
あなたの感じたままのデメリットとメリットとして参考にしていただければ幸いです(^^
以下からは、おすすめする人とおすすめしない人を紹介していきます。
グリセリンをおすすめする人の特徴は?
グリセリンについて、おすすめする人の特徴を紹介します。
- 乾燥肌に悩んでいる人
- 敏感肌でスキンケア選びに迷っている人
- 自然由来の成分にこだわりたい人
- 毎日手軽に保湿ケアしたい人
- 肌以外の用途でも使えるものを探している人
乾燥肌に悩んでいる人
乾燥によるつっぱりやカサつきに悩んでいる方には、グリセリンがおすすめです。
高い保湿力でうるおいを与え、肌の水分をしっかりキープしてくれるため、日常的な乾燥対策として取り入れやすいですよ。
敏感肌でスキンケア選びに迷っている人
化粧品の成分で肌が荒れやすい敏感肌の方にも、刺激が少ないグリセリンはぴったりです。
肌なじみも良く、比較的トラブルが起きにくいため、やさしいスキンケアを探している方に向いていますよ。
自然由来の成分にこだわりたい人
植物性のグリセリンはヤシ油やパーム油など自然素材から作られているため、成分にこだわるナチュラル志向の方に適しています。
環境や肌へのやさしさを重視する方にもおすすめできる保湿成分です。
毎日手軽に保湿ケアしたい人
グリセリンはさまざまなスキンケアアイテムに配合されていて、毎日の保湿ケアに取り入れやすい成分です。
ベタつきも少なく、時間がない日でも手軽にしっとり肌を保ちたい方にぴったりですよ。
肌以外の用途でも使えるものを探している人
グリセリンは保湿成分としてだけでなく、ヘアケアやリップケア、手作り化粧品などにも使える万能素材です。
1本でさまざまな使い方ができるので、コスパ重視の方やシンプルなケアを求める方にもおすすめです

以上に該当する人でも、以下の「おすすめしない人の特徴」をぜひ参考にしてね!
グリセリンをおすすめしない人の特徴は?
グリセリンについて、おすすめしない人の特徴を紹介します。
- 成分のベタつきが苦手な人
- オイルフリーのスキンケアを探している人
- 動物性由来を避けたいビーガン志向の人
- 重ね塗りのスキンケアが合わない人
- 肌の水分バランスが過剰な人
成分のベタつきが苦手な人
グリセリンは保湿力が高い一方で、肌質や使う量によってはベタつきを感じることがあります。
さっぱり系のスキンケアが好きな方には重たく感じる場合もあるので、使用感を重視する人には向かないかもしれません。
オイルフリーのスキンケアを探している人
ニキビができやすい方や脂性肌の方の中には、スキンケアにオイル成分を含まないものを選ぶ方もいます。
グリセリン自体はオイルではありませんが、しっとり系の感触が苦手な人には不向きなこともあります。
動物性由来を避けたいビーガン志向の人
グリセリンには植物性と動物性の2種類があり、製品によっては動物性由来のものが使われている場合もあります。
成分の由来にこだわるビーガンの方、厳格な志向をお持ちの方は注意が必要です。
重ね塗りのスキンケアが合わない人
グリセリンは化粧水や乳液など複数のステップで使われることが多く、シンプルケアを好む方にはストレスかもしれません。
工程を減らしたい方にも合わない場合があります。
肌の水分バランスが過剰な人
皮脂分泌が活発で常に肌がうるおっているタイプの方は、グリセリンの高保湿が逆に負担になることがあります。
保湿しすぎてニキビやテカリにつながるケースもあるので、注意して使う必要があります。

その他、グリセリンには気温や湿度によって吸湿性が変動するため、季節ごとの変化にも気を配る必要があります。
以上のことを踏まえて購入を検討しましょう!
グリセリンの初心者におすすめの使い方や保管方法を紹介!
そういう方は、まずは以下のことから始めてください。
- グリセリンの基本的な使い方
- グリセリン化粧水の作り方
- グリセリンの正しい保管方法
- ステップアップのためのアレンジ方法
- 知ってお得な便利情報と注意点
グリセリンの基本的な使い方
グリセリンは保湿力が高く、スキンケアやヘアケアなど幅広く使える成分です。
まずはシンプルな使い方から始めましょう。
基本の使い方リスト
用途 | 使用方法 |
---|---|
化粧水 | 精製水にグリセリンを1~5%ほど混ぜて使う |
保湿ジェル | 既存のジェルに数滴加えてしっとり感をアップ |
ヘアケア | 洗髪後の髪に少量をなじませてしっとりとまとめる |
コスパ最強のグリセリン
グリセリン化粧水の作り方
手作りに不安がある方も、少ない材料でグリセリンを活用できます。
最初は少量から試すのがおすすめです。
化粧水の作り方(約100ml分)
材料
材料 | 分量 |
---|---|
精製水 | 95 ml |
グリセリン | 5 ml |
作り方
- 容器に精製水とグリセリンを入れる
- よく振って完成
手作り化粧水の注意点
- 分量を守る
グリセリンは保湿効果がありますが、多すぎるとベタつきやすいです。
適量を守りましょう。 - 保存は清潔に
手作り化粧水は防腐剤が入っていません。
清潔な容器を使い、早めに使い切ることが大切です。 - 肌に合うかパッチテストをする
初めて使うときは少量を腕の内側などで試し、肌トラブルが起きないか確認しましょう。 - 直射日光や高温を避ける
化粧水は劣化しやすいので、涼しく暗い場所で保管してください。 - 他の成分との相性に注意
精油や他の添加物を加える場合は、相性や安全性を調べてから混ぜるようにしましょう。
グリセリンの正しい保管方法
グリセリンは長持ちする成分ですが、保管方法を誤ると品質が落ちることもあります。
グリセリンの状態や季節に適した方法で、正しく保管しましょう。
保管方法早見表
状態/季節 | 夏(高温多湿) | 冬(低温・乾燥) |
---|---|---|
未開封 | ・冷暗所に保管 ・直射日光を避ける | ・常温でOK ・湿気に注意 |
開封後 | ・使用後すぐに密閉 ・風通しの良い涼しい場所に保管 | ・密閉保存 ・寒すぎる場所(結晶化)を避ける |
要注意!NGリスト
- 直射日光の当たる場所に置く
光にさらされると品質が劣化しやすくなるので、窓際などは避けましょう。 - 高温になる場所での保管
キッチン周りや暖房器具の近くは温度が上がりやすく、変質の原因になります。 - フタを開けっぱなしにする
空気中のホコリや雑菌が入ったり、水分が蒸発したりするため、すぐにしっかり密閉を。 - 不衛生な容器で保管する
汚れた容器や手で触れた容器を使うと、雑菌が繁殖する可能性があります。 - 冷蔵庫で長期間保存する
冷えすぎると結晶化して扱いにくくなることも。
基本は常温の冷暗所でOKです。
ステップアップのためのアレンジ方法
慣れてきたら、グリセリンを他の素材と組み合わせて、自分だけのケアアイテム作りにチャレンジしてみましょう。
グリセリン+アロエジェルの保湿ジェル
材料
材料 | 分量 |
アロエベラジェル | 30g |
グリセリン | 3ml |
好みの精油 | 1滴 |
作り方
冷蔵庫保存で1週間以内に使用しましょう。
グリセリン+ホホバオイルの2層式ヘアセラム
材料
材料 | 分量 |
---|---|
グリセリン | 3ml |
精製水 | 12ml |
ホホバオイル | 15ml |
好みの精油 | 1滴 |
作り方
グリセリン+アロエジェルのスカルプマスク
材料
材料 | 分量 |
---|---|
グリセリン | 3ml |
精製水 | 12ml |
ホホバオイル | 15ml |
好みの精油 | 1滴 |
作り方
知ってお得な便利情報と注意点
グリセリンのお得な使い方や購入のコツ、さらに安全に使うための注意点を紹介します。
賢く取り入れて、毎日のケアをもっと快適にしましょう。
グリセリンのお得情報 3選
- ドラッグストアの大容量タイプがコスパ◎
グリセリンは薬局で「化粧用グリセリン」として販売されています。
相場は、100mlで200円前後が一般的です。
少量ずつ使うので、1本あれば長持ちします。 - 通販でまとめ買いするとさらに割安に
Amazonや楽天などの通販サイトでは、2本セットや業務用サイズがあります。
単品で買うよりも1本あたりの価格がグッと下がります。
日常的に使う方には特におすすめです。 - 手作りアイテムで市販品より節約できる
グリセリンを使えば、化粧水・ヘアミスト・リップクリームなどを自宅で簡単に作れます。
材料費も安く、肌に合ったものを手作りできるのでコスパ抜群です。
グリセリン 3つの注意点
- 使用量は適量を守ることが大切
グリセリンは保湿力が高いですが、入れすぎるとベタつきや逆に乾燥を感じることも。
化粧水などには1〜5%程度が目安です。 - 敏感肌の方はパッチテストを推奨
初めて使う時は腕の内側などで少量を試し、赤みやかゆみが出ないか確認しましょう。
肌トラブル予防に安心です。 - 食品用と化粧品用を混同しない
食品添加物グレードと化粧品グレードは用途が異なります。
用途に合ったものを選び、間違って使わないよう気をつけてください。
グリセリンのデメリット|参考にした商品
記事作成にあたり、参考にした製品を紹介します。
グリセリンのデメリットやメリットで共感した方は参考にしてください。

気になったら、ぜひ試してみてね。
健栄薬品 グリセリン
保湿成分として肌や唇の乾燥を防ぎ、柔らかく保つために使われます。
医療や化粧品の成分としても幅広く利用され、刺激が少なく初心者でも安心です。
花王 Curel ジェルローション
敏感肌向けの保湿ジェルで、軽いテクスチャーが肌になじみやすいです。
洗顔後や乾燥が気になる時に、適量を手に取り優しくなじませて使います。

コスメデコルテ AQ アブソリュート
グリセリンなどの保湿成分で肌に水分を与えた後、その潤いを閉じ込める「フタ」として最適です。
肌のキメを整え、乾燥を防ぐ効果が期待できます。
敏感肌の方、肌の乾燥が気になる方に特におすすめです。

生活の木 ラベンダー オイル
肌に優しい精油で、リラックス効果が高いです。
グリセリン入りの手作り化粧水に数滴加えて使用すると、心身の癒しに役立ちます。
くらしリズム メディカル 日本薬局方 精製水
医療用基準を満たした高純度の精製水で、手作り化粧水や希釈用に安心して使えます。
雑菌の心配が少なく、初心者にも最適です。
グリセリン|関連する質問
最後に、グリセリンについて、よく検索されている関連する質問と回答を紹介します。
グリセロール(グリセリン)は、脂質の構成成分であり、細胞膜やエネルギー供給に重要な役割を果たします。
また、保湿剤や溶媒としても利用されます。
グリセリンは水溶性で保湿効果があり、ワセリンは油性で皮膚の保護膜を形成する役割があります。
用途に応じて、乾燥肌対策や皮膚保護に使われます。
グリセリンは食品添加物として使用されており、適量であれば食べても問題ありません。
ただし、大量摂取は避けるべきです。
グリセリン化粧水のデメリットは、乾燥肌の人に使用すると逆に乾燥を感じる場合があることです。
また、粘度が高くべたつき感が気になることもあります。
グリセリンが合わない人は、肌に赤みやかゆみ、刺激を感じることがあります。
また、敏感肌の人では乾燥や皮膚の荒れが生じることもあります。