移動式エアコンのデメリットとして冷却能力が据え置き型より劣ることや排熱対策が必要なことがあると言われています。
そのため、広い部屋全体を効率よく冷やしたい人や設置スペースが極端に限られている人にはおすすめできません。
一方、メリットとして設置工事が不要なことや移動が簡単なことがあり、一度「使ってみたい」「試してみたい」という人も多いでしょう。
そこで今回は、移動式エアコンのデメリットを中心に調査。
メリットとデメリットを知り、正しく使用していただくための情報をお届けいたします!
移動式エアコンのデメリット
移動式エアコンのメリット
移動式エアコンをおすすめする人の特徴
移動式エアコンをおすすめしない人の特徴
移動式エアコンを始めたい人や初心者のための便利な情報や注意点など
移動式エアコンのおすすめ商品
移動式エアコン|7つのデメリットと解決策!

早速、移動式エアコンについて、デメリットと解決策を紹介します。
- 冷却能力が据え置き型より劣る
- 排熱対策が必要
- 騒音が大きめ
- 電気代が高くなりがち
- サイズが意外と大きい
- 設置場所が限られる
- 長期使用には向かない
冷却能力が据え置き型より劣る
移動式エアコンは手軽に使える反面、据え置き型のエアコンに比べると冷却能力がやや劣ります。
据え置き型のエアコンは、室外機と連携して効率よく冷やすので、広い部屋でもしっかり冷える一方、移動式エアコンは排熱の処理を室内から出す必要があります。
小さな部屋や限定的なスペースであれば十分に効果を発揮しますが、広めのリビングなどをしっかり冷やすには力不足を感じることもあります。
特に真夏の猛暑日などでは、思ったように部屋全体が涼しくならず、補助的な冷房として使う形になりがちです。
とはいえ、ワンルームや個室のような限られた空間での使用なら、快適に過ごせることが多いでしょう。
項目 | 移動式エアコン | 据え置き型エアコン |
---|---|---|
冷却範囲 | 一部屋またはピンポイント向き | 広い部屋全体を均一に冷やせる |
冷却スピード | ゆるやかに冷える | 比較的すばやく冷える |
排熱方法 | 排気ダクトで室外へ放出(工夫が必要) | 室外機で効率よく排熱 |
電力効率(目安) | やや高め(部屋の状況に左右されやすい) | 高効率(インバーター搭載が多い) |
使用の自由度 | キャスター付きで移動可能 | 固定式(取り外し・移動は不可) |
解決策はある?
移動式エアコンは、冷却能力に限界があるため、あらかじめ使用する部屋の広さを確認しておくと安心です。
製品によっては適用畳数が記載されていますので、それを参考に部屋の大きさに合ったものを選ぶのがコツです。
また、冷房効率を上げるために遮光カーテンを使ったり、ドアを閉めて冷気が逃げにくくする工夫も有効です。
6〜8畳程度の小さめの部屋であれば、移動式エアコンでも十分に涼しさを感じられるので、適切な使い方を心がけましょう。
以上から移動式エアコンは、
- 移動式エアコンは広い部屋に不向きである
- 部屋の広さを選べば快適に使える
ということを覚えておきましょう。

ワンルームのお部屋なら移動式エアコンでもしっかり涼しくなって、夏も快適に過ごせそう!

使用する部屋の広さに合った冷却能力を持つ機種を選定することが、快適な使用感を得るためには必須となります。
排熱対策が必要
移動式エアコンは、冷房を行う際に発生する熱を室外へ排出しなければなりません。
そのため、付属の排気ダクトを窓やドアの隙間から外に出す必要があります。
ただ設置するだけでは効果的に排熱できず、部屋の中に熱がこもってしまうこともあります。
しっかりと排気経路を確保しておかないと、冷房の効きが悪くなり、逆に暑く感じてしまうこともあるので、使用する前に準備が大切になってきます。
解決策はある?
移動式エアコンには、排気ダクトを通すための専用窓パネルが付属していることが多いです。
この窓パネルを正しく取り付けることで、外気を取り込みすぎることなく、室内の熱だけを効率的に外へ逃がすことができます。
初心者でも取り付けやすい工夫がされているので、安心して使えます。
もし標準のパネルが合わない場合は、別売りの調整可能なパネルも活用できるので、無理なく設置できるように工夫しましょう。
こうした排熱対策をしておけば、冷房効率もぐっと上がりますよ。
窓パネルについて
- 取り付けは工具不要なタイプがほとんど
スライドして窓のサイズに合わせるだけ。ネジ止め不要の製品もあります。 - スキマ防止のクッション材付きが多い
冷気が逃げたり虫が入ったりしないよう、隙間をしっかりふさげます。 - 排気ダクト専用の穴がついている
パネルの穴にダクトをはめ込むだけでOK。
固定用のパーツもセットになっていることが多いです。 - 設置後も窓の開閉が可能なモデルあり
一部の製品は、パネルをつけたまま換気もできて便利です。 - 使わないときは取り外して収納できる
シーズンオフには簡単に取り外せて、コンパクトにしまえます。
以上から移動式エアコンは、
- 排熱処理には工夫が必要である
- 窓パネルの使用で排熱を効率化できる
ということを覚えておきましょう。

窓パネルを使うと排熱がスムーズになって、エアコンの効きもちゃんと実感できるよ!

排気ダクトと適切な窓パネルを組み合わせることで、冷却効果を最大限に引き出すことが可能になります。
騒音が大きめ
移動式エアコンは、本体にコンプレッサーや送風機が内蔵されているため、どうしても動作音が大きくなりがちです。
特に静かな環境を好む方や、睡眠中の使用を考えている方にとっては、音が気になるかもしれません。
テレビの音が聞き取りづらくなったり、電話中にノイズが入ったように感じたりする場合もあります。
製品によっては静音設計が施されているものもありますが、基本的には据え置き型よりも音が大きい傾向にあることを知っておくとよいでしょう。
項目 | 移動式エアコン | 据え置き型エアコン |
---|---|---|
動作音の原因 | 室内にコンプレッサーが内蔵されている | 室外機にコンプレッサーがある |
音の種類 | ブーンという振動音や排気音 | 室内では風の音が主、静音性が高い |
騒音レベルの目安 | 約50〜60dB(製品により異なる) | 約40dB前後(静音設計モデルも多数) |
設置環境の影響 | 床や壁から音が反響しやすい | 室外機のため室内での反響はほぼなし |
対策のしやすさ | 防振マットや壁から離すなどの工夫が必要 | 音は少ないため基本対策不要 |
解決策はある?
最近では、移動式エアコンでも静音性に配慮したモデルが登場しています。
運転音のデシベル数をチェックして選ぶことで、より快適な音環境を保つことができます。
また、使用する時間帯を調整するのもひとつの手です。
たとえば、昼間の暑い時間帯に集中的に使用して、夜間は扇風機などを併用することで、音によるストレスを軽減できます。
耳障りな音を感じる場合は、音が響きにくい場所に設置することも検討してみてください。
以上から移動式エアコンは、
- 移動式エアコンは運転音が大きい傾向にある
- 静音モデルを選べば騒音を抑えられる
ということを覚えておきましょう。

寝るときに気になるなら、静音タイプやタイマー機能をうまく使えば快適!

静音性能の確認には、製品仕様に記載された運転音のデシベル値の確認が有効です。
電気代が高くなりがち
移動式エアコンは手軽に設置できる反面、冷却効率がやや低めな傾向にあるため、長時間の使用で電気代が高くつくことがあります。
特に、部屋全体を冷やすのに時間がかかる場合は、稼働時間が長くなり、その分電力を多く消費してしまいます。
また、排熱処理が不十分だとさらに効率が下がり、無駄な電力消費につながることも。
電気代を抑えるつもりで導入したのに、意外と費用がかさむというケースも少なくありません。
項目 | 移動式エアコン | 据え置き型エアコン |
---|---|---|
消費電力(目安) | 約700〜1,200W(モデルにより異なる) | 約500〜900W(インバーター式) |
排熱効率 | 排気ダクトが室内設置に影響しやすい | 室外機で効率よく排熱 |
運転時間と影響 | 長時間運転で効率が下がることもある | インバーター制御で省エネ運転が可能 |
月額電気代(目安) | 約3,000〜5,000円(1日8時間使用) | 約2,000〜4,000円(同条件) |
電気代を抑える工夫 | 断熱・短時間運転・風量調整が有効 | 自動運転に任せて省エネしやすい |
解決策はある?
節電のためには、エアコンの使用時間や設定温度の見直しが効果的です。
日中の暑さがピークの時間帯に集中して使い、涼しさを感じたら風量や温度を下げて運転するのがポイントです。
また、扇風機を併用することで冷気を部屋全体に循環させ、効率を高められます。
さらに、排熱対策や遮光カーテンの使用も節電に一役買います。
これらを組み合わせれば、移動式エアコンでも無理なく電気代を抑えることができますよ。
最近は省エネモデルも登場しているので、スペック表の消費電力やインバーター機能の有無もチェックすると安心です。
インバーター機能は、室温に合わせてエアコンのパワーを自動調整してくれるしくみです。
冷えすぎを防ぎながら、電気代も抑えやすいですよ。
項目 | インバーターあり | インバーターなし |
---|---|---|
運転の仕方 | パワーを細かく調整する | 一定のパワーでON・OFF |
電気代の効率 | 無駄が少なく節電できる | 起動・停止のたび電力消費が多い |
室温の変化 | 安定して快適 | 上がったり下がったりしやすい |
音の静かさ | 静かにゆるやかに動ける | ON時は大きな音が出やすい |
以上から移動式エアコンは、
- 冷却効率が低く電気代が上がりやすい
- 設定調整で節電は十分に可能である
ということを覚えておきましょう。

ちょっとの工夫で電気代も気にせず快適に過ごせるようになるよ!

使用環境の工夫と設定の最適化により、移動式エアコンの電力消費量は大きく抑えることが可能です。
サイズが意外と大きい
移動式エアコンはコンパクトに見える印象がありますが、実際には高さも奥行きもあり、意外と存在感があります。
高さ70〜80cm・奥行き30cm以上の製品が多く、特にワンルームなどの限られたスペースでは、設置する場所に困ることも。
周囲に排気ダクトのスペースを確保する必要があるため、壁際にぴったり設置することも難しい場合があります。
収納の際も場所をとるため、使わない時期の保管スペースについても事前に考えておく必要があります。
解決策はある?
購入前に製品のサイズを確認して、設置予定のスペースに収まるかチェックしておくことが大切です。
また、オフシーズンには押し入れやクローゼットにしまえるように、収納スペースも考慮しておくと安心です。
モデルによってはスリム設計やコンパクトモデルもあるため、必要な冷却性能とサイズのバランスを取って選ぶとよいでしょう。
事前の下調べとスペース確保で、快適な使い方が可能になります。
以上から移動式エアコンは、
- 本体が大きくスペースを取る
- 事前のスペース確保で対応できる
ということを覚えておきましょう。

あらかじめ置き場所や片づけ場所を考えておけば、大きさもあまり気にならないよ。

製品サイズと設置スペースの整合性を事前に確認しておくことが、導入後のトラブル防止に有効です。
設置場所が限られる
移動式エアコンは自由に移動できる印象がありますが、実際には排気ダクトを窓の近くに出す必要があるため、窓のそばや換気口の近くなど、設置できる場所が限られます。
ダクトの長さにも限りがあるので、レイアウトの確認が必要です。
また、コンセントの位置も影響するため、電源コードが届かないと設置できない場合もあります。
さらに、排気の向きや壁との距離にも注意が必要で、思ったよりも自由なレイアウトができないと感じることもあります。
解決策はある?
排気ダクトを延長できる専用のホースや、電源コードの延長を利用することで、設置場所の自由度は大きく広がります。
ただし、排熱の効率や安全面を考慮し、過度な延長は避けるようにしましょう。
排気ダクトや電源コードの過度な延長は、排熱効率の低下や発熱・転倒のリスクにつながります。
設置前にレイアウトをしっかり確認し、ホースやコードの長さも踏まえて機種を選ぶと失敗が少なくなります。
少し工夫するだけで、使いやすい場所にしっかり設置できますよ。
以上から移動式エアコンは、
- 排熱と電源で場所が限られる
- 延長器具を活用すれば柔軟に対応できる
ということを覚えておきましょう。

ちょっとした工夫で設置場所の選択肢が増えて、使いやすさもぐんとアップ!

排気ホースや電源延長コードの適切な選定と使用により、設置の自由度は大きく向上します。
長期使用には向かない
移動式エアコンは設計上、据え置き型と比較して耐久性がやや劣るとされます。
特に、頻繁な移動や長時間の連続使用によって、内部の部品が劣化しやすくなるため、数年使い続けると性能が落ちてくることがあります。
また、メンテナンスやフィルター掃除などを怠ると、冷却効率がさらに低下しやすくなります。
そのため、長期的な冷房手段として常用するには向いていない場合があるのです。
項目 | 移動式エアコン | 据え置き型エアコン |
---|---|---|
寿命の目安 | 約5〜8年(使用環境により変動) | 約10〜15年(定期メンテナンスで延命可) |
設置環境の影響 | 移動や振動により部品への負担が大きい | 室外機と分離しており振動が少ない |
メンテナンスのしやすさ | 比較的簡単でセルフでも対応可能 | 専門業者による定期点検が一般的 |
構造の密閉性 | コンパクトなため内部へのホコリ進入も | 密閉性が高く耐久重視の設計 |
交換・買い替え頻度 | 価格が安いため比較的早めの買い替え傾向 | 高価だが長期使用が前提の設計 |
解決策はある?
移動式エアコンを長持ちさせるためには、こまめなメンテナンスが重要です。
特にフィルターの掃除や水タンクの清掃を定期的に行うことで、内部の負担を減らし、性能低下を防げます。
また、冷却機能の異変に気づいたら早めに点検し、必要であれば修理対応を行うことも大切です。
こうした対応を続ければ、移動式エアコンでも複数シーズンにわたって快適に使用することが可能になります。
移動式エアコンを長持ちさせるメンテナンス習慣
- フィルター掃除は月1回が目安
ホコリがたまると冷却効率が下がります。水洗いOKなタイプも多いですよ。 - 排水タンクは定期的にチェック
溜まった水をこまめに捨てることで、カビや悪臭の予防になります。 - 運転後は少しだけ送風運転
本体内部の湿気を飛ばすことで、カビの発生を抑えられます。 - 使用後はカバーをかけて保管
オフシーズンはほこりや日焼けから守るためにカバーを使うと安心です。 - 移動時は振動や衝撃に注意
落としたり傾けたりせず、静かに動かすだけでも部品の傷みを防げます。
以上から移動式エアコンは、
- 長期使用には耐久性が不安である
- メンテナンスで長持ちさせることができる
ということを覚えておきましょう。

こまめにお手入れすれば、来年も再来年もちゃんと活躍してくれそうだよ。

定期的な清掃および点検は、冷却性能の維持と製品寿命の延長に効果的です。
移動式エアコン|7つのメリット!

移動式エアコンのメリットも紹介していきます。
- 設置工事が不要
- 移動が簡単
- 初期費用が抑えられる
- 賃貸住宅でも使いやすい
- 多機能モデルが豊富
- 省スペースで使える
- 災害時にも活躍

デメリットを踏まえたうえでメリットも理解しておくと、冷静に行動できて失敗を減らすことができるわ。
設置工事が不要
移動式エアコンの大きな魅力のひとつは、据え置き型と異なり設置工事が不要な点です。
専門業者を手配したり、壁に穴を開けたりする必要がないため、届いたその日からすぐに使える手軽さがあります。
電源に差し込んで、排熱用のダクトを窓にセットするだけでOKなので、初めての人でも簡単に導入できます。
設置のハードルが低いことから、急な暑さ対策にも対応しやすいのがうれしいポイントです。

工事いらずで届いたその日に使えるって、ほんとに便利!
移動が簡単
移動式エアコンにはキャスターがついているものが多く、設置場所を変えたいときにも手間がかかりません。
たとえば昼間はリビングで使って、夜は寝室に移動するといった使い方も気軽にできます。
重さは多少ありますが、床に傷がつきにくい設計になっている製品も多いので安心です。
季節によって使用場所が変わる家庭や、複数の部屋を順に使いたい人にとっては、とても使い勝手がいいアイテムと言えるでしょう。

好きな部屋にコロコロっと移動できるのって、思った以上に便利なのよね。
初期費用が抑えられる
据え置き型エアコンは本体代に加えて工事費が必要となるため、初期費用が高くなりがちです。
その点、移動式エアコンは本体価格のみで済むため、導入コストをぐっと抑えることができます。
製品のグレードや機能にもよりますが、比較的リーズナブルなモデルも多く、予算に合わせて選べるのがうれしいポイントです。
エアコンを初めて導入する人や、補助冷房としてサブ機を考えている人にもおすすめできます。
項目 | 移動式エアコン | 据え置き型エアコン |
---|---|---|
本体価格の目安 | 約2万円〜5万円 | 約6万円〜15万円 |
設置工事の有無 | 不要(自分で設置可能) | 必須(業者による取付が必要) |
工事費の目安 | なし | 約1万円〜2万円程度 |
導入のしやすさ | 購入後すぐに使用可能 | 工事日程の調整が必要 |
初期費用の合計 | 約2〜5万円で完結 | 約7〜17万円程度かかる場合も |

工事費がかからないぶん、お財布にもやさしいのがうれしいね。
賃貸住宅でも使いやすい
賃貸住宅では壁に穴を開けたり、大がかりな工事を行うことが難しい場合があります。
その点、移動式エアコンなら壁を傷つけることなく使用できるため、賃貸に住む人でも安心して使えるのが魅力です。
退去時の原状回復を気にせずに済むので、引っ越しが多い人や、短期間だけ住む予定の人にもぴったり。
設置も取り外しも簡単なので、柔軟なライフスタイルに合った家電と言えるでしょう。

賃貸でも気軽に使えるのって、ほんとありがたいわ。
多機能モデルが豊富
最近の移動式エアコンには、冷房以外にも除湿や送風、空気清浄機能などを備えた多機能モデルが多くあります。
1台で季節を問わず活躍するため、収納の手間も省けてお得です。
除湿機能で梅雨時期のジメジメ対策をしたり、送風モードでやさしく涼を取ったりと、シーンに応じた使い分けができます。
用途に合わせてフレキシブルに使える点も、移動式エアコンの大きな魅力のひとつです。
移動式エアコンに搭載される主な機能
- 冷房機能
室温を下げて快適に。設定温度や風量も細かく調整できます。 - 除湿機能(ドライ)
湿気が多い日や梅雨時期に便利。部屋干しの洗濯物にも◎ - 送風モード
扇風機のように風を循環。冷えすぎたくないときにぴったりです。 - 空気清浄機能(搭載モデル)
フィルターでホコリや花粉をキャッチ。クリーンな空間づくりに。 - タイマー・自動運転
就寝時や外出前に便利。使いすぎを防いで省エネにも役立ちます。

いろんな機能が一台にまとまってると、お部屋もスッキリしてうれしいよね!
省スペースで使える
移動式エアコンは比較的コンパクトに設計されており、設置スペースを最小限に抑えることができます。
特にワンルームや書斎のような限られた空間でも、邪魔になりにくいサイズ感なのが特徴です。
また、使わないときは壁際に寄せたり、収納スペースにしまったりと、柔軟にレイアウトできるのも魅力です。
小さめの部屋でも冷房をあきらめたくないという方にとっては、非常に頼もしい選択肢となります。

ちょっとした隙間にも置けちゃうから、お部屋が広く感じられるのよね。
災害時にも活躍
停電復旧後の猛暑や、避難所・仮住まいでの生活環境においても、移動式エアコンは活躍する場面があります。
キャスター付きで持ち運びしやすく、コンセントがあればすぐに使用可能という手軽さは、非常時においても大きな安心につながります。
エアコンを固定設置できない環境でも、熱中症対策や快適な休息環境の確保に役立つため、防災アイテムとしても注目されています。
防災面での活用ポイント
- 避難所や仮設住宅での熱中症対策に
設置工事が不要なので、急な使用にもすぐ対応できます。 - 電源が確保できる場所ならすぐに使用可能
ポータブル電源や発電機と組み合わせて使えるモデルもあります。 - 高齢者や乳幼児のいる家庭でも安心
部屋の温度を手軽に管理できることで、健康リスクを減らせます。 - 設置・移動が簡単なためどこでも使える
キャスター付きで持ち運びもラクなので、部屋間の移動もスムーズ。 - 使用しないときはコンパクトに収納可能
使わない季節や平時は収納しておけるので場所をとりません。

いざというときに使えるのって、やっぱり心強いね!
ここまで、デメリットとメリットの紹介をしてきました。

人によってはデメリットをメリットだと思う方もおられると思います。
あなたの感じたままのデメリットとメリットとして参考にしていただければ幸いです(^^
以下からは、おすすめする人とおすすめしない人を紹介していきます。
移動式エアコンをおすすめする人の特徴は?
移動式エアコンについて、おすすめする人の特徴を紹介します。
- 引っ越しやすい環境に住んでいる人
- 設置工事ができない住まいの人
- 補助冷房として使いたい人
- コンパクト家電を好む人
- 多機能な家電を1台でまとめたい人
引っ越しやすい環境に住んでいる人
引っ越しが多い人や、短期滞在のライフスタイルを送っている人には移動式エアコンがぴったりです。
取り外しが簡単で、設置工事も不要なので、新居でもすぐに使い始めることができます。
荷物の一部として運べるのも便利なポイントです。
設置工事ができない住まいの人
賃貸物件や古い家屋などで壁に穴を開ける工事が難しい場合でも、移動式エアコンなら気軽に使えます。
工事不要で配線の心配も少なく、届いたその日から利用できる手軽さが魅力となっています。
補助冷房として使いたい人
普段は据え置き型エアコンを使っているけれど、補助的に別の部屋も涼しくしたいという人にもぴったり。
必要なときだけ使える移動式エアコンは、暑さ対策のサポート役として活躍してくれますよ。
コンパクト家電を好む人
大型家電よりも省スペースでスマートに使える家電が好きな人にとって、移動式エアコンは魅力的な選択肢です。
置き場所にも困らず、収納も比較的しやすいので、ミニマルな暮らしを目指す人にも向いています。
多機能な家電を1台でまとめたい人
冷房だけでなく除湿や送風機能など、ひとつの家電に多くの役割を求める人には、移動式エアコンがぴったりです。
シーズンごとに買い換える必要がなく、収納の手間も省けてとっても便利ですよ。

以上に該当する人でも、以下の「おすすめしない人の特徴」をぜひ参考にしてね!
移動式エアコンをおすすめしない人の特徴は?
移動式エアコンについて、おすすめしない人の特徴を紹介します。
- とても静かな環境を求めている人
- 広い部屋全体を効率よく冷やしたい人
- 本体の移動が難しい環境にいる人
- 設置スペースが極端に限られている人
- 電気代を極力抑えたいと考えている人
とても静かな環境を求めている人
図書館のような静けさを好んでいたり、リモート会議が頻繁な人には移動式エアコンの動作音が気になるかもしれません。
静音設計のモデルもありますが、完全な無音を求める方にはやや不向きといえます。
広い部屋全体を効率よく冷やしたい人
リビングのような広々とした空間を効率よく冷やしたい方には、移動式エアコンは冷却力が少し物足りないことがあります。
冷気が行き届かず、ムラが生まれる可能性もあるので注意が必要です。
本体の移動が難しい環境にいる人
階段が多い家や、でこぼこした床面など、キャスターでの移動がしづらい環境に住んでいる方には不便に感じるかもしれません。
重さもあるので、頻繁に移動させる使い方には適していないケースもあります。
設置スペースが極端に限られている人
家具がぎっしり詰まった部屋などでは、移動式エアコンの設置場所を確保するのが難しいことがあります。
排気ダクトのスペースや排熱経路の確保も必要なので、余裕のない部屋では使いにくい場合があります。
電気代を極力抑えたいと考えている人
冷却効率が据え置き型よりも劣る場合があるため、長時間使用すると電気代が高くつくこともあります。
節電を最優先に考える方は、運転コストにも注意しておくとよいでしょう。

その他、移動式エアコンには排熱処理の工夫や設置環境の調整が不可欠であるなど、使用前に検討すべき注意点があります。以上のことを踏まえて購入を検討しましょう!
移動式エアコンの初心者におすすめの使い方や保管方法を紹介!
そういう方は、まずは以下のことから始めてください。
- 使い方・設置方法の基本
- すぐできる操作・作業方法
- 正しい保管・メンテナンスの方法
- ステップアップできる応用活用法
- 知ってお得な便利情報と注意点
使い方・設置方法の基本
移動式エアコンは使い方も設置も意外とシンプルで、初めてでも安心です。
排熱処理をしっかりすることで冷房効率が大きく向上します。
- 排気ダクトはまっすぐ&短めに設置
折れ曲がっていたり、長すぎると熱がこもりやすくなります。 - 窓とのスキマはきっちりふさぐ
ダクトを通した窓のすき間から熱気が戻らないよう、パネルや隙間テープで密閉しましょう。 - 直射日光が当たらない場所に設置
機械本体やダクトが熱を持ちすぎると、冷却効率が下がってしまいます。 - 壁から少し離して設置する
本体の吸排気がスムーズに行われるよう、壁との間に10cm以上のすき間をとると安心です。 - 換気できる窓のそばを選ぶ
排気の逃げ場がしっかり確保されていると、部屋に熱がこもりにくくなります。
すぐできる操作・作業方法
移動式エアコンの毎日の操作はとてもシンプルで、基本的にはボタンひとつで運転が始まります。
リモコンが付属しているモデルも多く、離れた場所からでもラクに操作できるのが嬉しいポイントです。
冷房・除湿・送風などのモード切り替えや温度設定も直感的で、初めての方でもすぐに慣れやすいですよ。
実際に使ってみると、「扇風機よりも簡単かも」と感じる方も少なくありません。
操作項目 | 内容 |
---|---|
運転開始 | 本体またはリモコンでON |
モード選択 | 冷房/除湿/送風 |
温度設定 | 好みに合わせて調整 |
タイマー | 就寝前や外出前に便利 |
風量調整 | 弱/中/強 の切り替え可能 |
正しい保管・メンテナンスの方法
移動式エアコンを長く使うためには、オフシーズンの保管と日常的なお手入れがとても大切です。
使用後にそのまま放置してしまうと、内部に湿気がこもってカビの原因になったり、ホコリがたまって故障につながることもあります。
フィルターの掃除や排水、そして乾燥させたうえでカバーをかけて保管するなど、ちょっとした手間をかけることで、冷房効果の低下を防ぎ、結果として本体の寿命もぐんと延ばすことができますよ。
- フィルターは月に1度を目安に掃除(ほこり除去)
ホコリを取り除くことで、風量や冷却力の低下を防げます。 - 排水タンクはこまめに水を捨てる
溜まった水を放置すると、カビやにおいの原因になります。 - 使わない季節は電源を切って本体を乾かす
内部をしっかり乾燥させることで、湿気による劣化を防げます。 - 本体カバーでほこり防止&保管
カバーをかけることで、汚れや日焼けから本体を守れます。
ステップアップできる応用活用法
移動式エアコンは、基本の使い方だけでも十分便利ですが、ちょっとした工夫を加えることで快適性をぐんと高めることができます。
例えば、冷気を逃がさない工夫や、空気を効率よく循環させるだけでも、体感温度が変わってくるんです。
こうしたアレンジを取り入れることで、限られた出力でもしっかり涼しく、より快適な室内環境をつくることができますよ。
- 遮光カーテンを併用して冷気をキープ
日差しをカットすることで、室温の上昇を防ぎ冷房効果が高まります。 - サーキュレーターで部屋中に空気を循環
冷気が偏らず、部屋全体がムラなく快適になります。 - 除湿モードで梅雨や冬の結露対策にも
湿気を抑えることでカビ防止や洗濯物の乾燥にも役立ちます。 - 窓パネルを断熱シートで補強して効率UP
排熱の逆流を防ぎ、冷気を外へ逃がしにくくできます。
知ってお得な便利情報と注意点
長く便利に使うために、知っておくと役立つ豆知識です。
適切な環境と使い方を意識することで、トラブルを防げます。
便利情報
- 移動式エアコンはDIY感覚で導入できる
- 排気ダクトの延長部品も市販されている
- 使用環境により騒音対策シートが効果的
注意点
- 密閉性が低い部屋では効きにくい
- 排熱がうまくできていないと逆効果に
- 電源周りは容量に注意しておくと安全
移動式エアコンのデメリット|参考にした商品
記事作成にあたり、参考にした製品を紹介します。
移動式エアコンのデメリットやメリットで共感した方は参考にしてください。

気になった方は、ぜひ試してみてね。
ナカトミ 移動式エアコン MAC-20N
コンパクトでキャスター付きのため、移動がスムーズ。
冷風・除湿・送風の3モードを搭載し、工事不要で設置できます。
ユアサプライムス スポットエアコン YMC-20E-W
除湿機能付きで、入切タイマーも搭載。
工事不要で、どこでも設置可能なスリムタイプ。
リモコン操作も対応しています。

アイリスオーヤマ ポータブルクーラー IPA-2203G
冷風・除湿・送風の3モードを搭載し、窓パネル付きで工事不要。
大型ながらも操作性が良く、体感での冷却性能が高いと評価されています。
ナカトミ スポットクーラー SAC-1800N
工事不要で届いたその日から使えるスポットクーラー。
冷風専用ですが、排熱ダクト付きで部屋の冷却効率も確保できます。
操作パネルはシンプルで、年齢問わず扱いやすいですよ。
ヒエスポ 移動式エアコン MAC284
冷房・暖房兼用で、配管工事不要。
キャスター付きで移動が簡単、レンタルやリースも可能で、災害避難所や工場、倉庫などで活躍します。
移動式エアコン|関連する質問
最後に、移動式エアコンについて、よく検索されている関連する質問と回答を紹介します。
移動式エアコンは、設置工事が不要で持ち運びが簡単な点が大きなメリットです。賃貸でも手軽に使えます。
移動式エアコンの寿命は、一般的に5〜10年程度とされ、使用頻度やメンテナンス状況によって前後します。
移動式エアコンの1ヶ月の電気代は、1日8時間使用で約2,000~4,000円が目安です(機種や電力単価により変動)。
排熱を外に逃がす工夫をすれば、窓のない部屋でも使えます。排気ダクトの設置先が重要になります。
移動式エアコンは部屋全体を冷やす設計で、排熱ダクトが必要です。スポットクーラーは一部を冷やす簡易型です。